ギターの処理『When You Look At Me feat.Hatsune Miku』の場合

前回ブログ『初音ミクのボーカル処理』に続き

今回はギターの処理について勝手に語り出します!

 

前回の記事

新曲When You Look At MeはLchとRchに

歪みのギターが配置されてます

 

センターのクリーンチャンネルは後にして

歪みのギターからプラグインを載せていきます

 

1段目はPeavy Electoonics社 Revalver

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いろいろなアンプシミュレーターを試してきましたが

今のところPeavy社のRevalverが一番合ってます。

どこが気に入っているのかというと中域の音。

 

中域の感じがアンプから出てる(CDから聞こえる)ギターの音で

トラック数の多くなる終盤でも存在感が残ります。

 

他社のギタープラグインに比べて中域の音に癖がある。

 

とも言えますが、ミキシング最終段マスターチャンネル

マキシマイザーやマルチバンドコンプを挿すと

2mixがドンシャリになりやすいBIGHEADとしては....

 

トラックの時点でドンシャリだとマキシマイズ時にはギターが

「シャーシャー」言ってるだけになることが多いので

最初から中域の情報量が多いPeavyは助かってます

 

もう一つ気に入っている部分が「トランジェントの残り具合」

中域の情報量が多い以外に、音の立ち上がり・ザクザクした部分が

豊富なので最終段階でも何を弾いているかわかる音になのかと...

 

長くなりましたがpeavyを使うことで

ギターの音について一番言われたくない

・シャーシャーしてる

・ペラペラしてる

・何弾いてるか解らない

 

ということを避けられると思います!笑

 

そしてBIGHEADはpreset厨。

presetをメインに音を作っていく人間なので

恥ずかしげもなくプリセットのまんまです笑

 

LchはPeavy6505の「Matching」

RchはPeavy6505の「stereo 6505 et demon」

を堂々と使ってます!

 

2段目はD16 GROUPのDecimort2

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ギターアンプが長くなりすぎてようやく

2段目に移ることができましたが....

このビットクラッシャーにギターに限らず

使う頻度が高いです(EDMでは欠かせないです)

 

またプリセットから「DigiStuder」をクリック

studerのサチュレーション・AD部分を意識した

プリセットを選択しました

 

90年代や00年代のデジタルな歪み、エッジ感が

欲しい時に使います。

今回もギターの音が温かったので鋭さを強調するために

 

3段目はValhalladsp社のValhallaVintageVerb

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なんか恥ずかしいスクリーンショットになりましたが

ルームリバーブを探していたらVocal Ambienceという

ボーカルプリセットを使ってことになっちゃいました

 

僕はフリーランスなので

一般的じゃない間違った方法でも

自由にトラックメイクすることができます

※でも恥ずかしいですね......

 

ギターのトラックエフェクトは三つだけでした!

が、続いてギターLch RchをまとめたAUXグループに進みます

 

 

ギターグループの1段目はPlugin Allaiance社のVitalizer

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1段目に!?って自分でも思いましたが

多分ステレオイメージャー的にいち早く

左右のギターを拡げたかったんでしょう

 

DRIVEとPROCESSとINTENCITYも上げて

超高域と歪み感を強調してます

 

こういう風に後で高域を強調しすぎて

シャーシャー、ドンシャリになるんだな...

と反省しております

 

 

2段目はizotope社のOZONE7/stereo imagingf:id:BIGHEAD:20160119131212p:plain

え?またステレオ拡げるの?

って自分でもツッコミ入れたくなりましたが

まだ拡げたかったみたいですね....

OZONE7は拡げても下品な感じに

ならないのでよく使います

 

 

3段目はUAD2 THE CULUTURE VULTURE

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真空管を使った歪みを付加するプラグイン

90年〜00年代の歪んだギターが入ったバンドの

曲を聴くとギターがけっこう汚い感じで

歪んでいることに気づいて

「これどうやってやるんだ?」って悩んでました

 

間違いなくディストーションとアンプの歪みなんだけど

それだけじゃないファズっていうか荒い質感があって...

でもFUZZを直列に繋げたら原音が潰れすぎる。

 

なんていろいろ調べて試してみたら

THE CULUTURE VALTUREに辿り着き

キターッ!これだっ!

って音聞いて超興奮しました。

もうこれは欠かせないっす

 

FUZZっぽい荒さとエッジ感がありつつ

DRYとWET混ぜて原音を残すことができる

最高のプラグイン!ハードを使ってみたい

 

今回の曲はこれのプラグインが大発見でした

 

4段目はEiosis社 AirEq

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このスクリーンショットは恥ずかしいので

抹消したかったけど....仕方ない!笑

 

何が恥ずかしいってカーブの雑さ....

こういうEQしてる人見たことないですよね

何がしたいんだ!っていう笑

大抵バイパスして音量同じにしたら

音悪くなってるだけっていうパターン

 

CULTURE VALUTUREで太くしすぎて

ローを削ってハイを上げてます

※エンジニアさんに怒られそうです

 

 

5段目はValhalladsp社のValhallaVintageDsp

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ギターが張り付き気味だったので

少し輪郭をぼかしてみたのかと ...

 

こういうロックバラードものでも

バーブをインサートするのって

EDMの悪い癖をそのままやってしまって...

ダメですね

 

 

今回も盛り沢山でしたが

先日アップした新曲When You Look At Meの

ギタートラックの処理でした!

 

次はベースかドラム!