SONICA Instruments / KOTO13
SONICA Instrumentsが手掛ける
十三絃箏のVirtual Instruments
KOTO13について紹介させていただきます。
KOTO13は日本の伝統楽器
十三絃箏を音源化した製品で
箏の音をパソコン上で再現し
奏でることができるようになります。
SONICA Instrumentsさんの商品説明
日本古典楽器の華である十三絃箏。
エレガントな爪弾きからアグレッシブなグリッサンドまで、幅広い演奏表現を持つこの楽器は、 古典邦楽、現代映画音楽など、あらゆる音楽に華を添えます。
本来この「箏」とお琴の「琴」は違うという
文献もありますが自分がKOTO13を導入した
動機は「琴の良い音源欲しいな」だったので
今回細かい事に拘らず「KOTO13」は「琴」という
ザックリした認識で進めさせていただきます。
先ほども軽く触れていましたが導入の動機は
「日本らしい音楽を作ってみたい」
↓
「琴か三味線か太鼓か尺八の音が必要」
↓
「良い音の音源が欲しい」
というようなライトな流れで
琴の音源を探しが始まりました。
その探している「良い音」というのは
・琴らしい音(琴のキャラクターがわかりやすい)
・太い
・存在感がある
・高級感がある(チープじゃない)
・弦の響きをコントロールできる(アンビエンス)
・音階によって音の質感・ボリュームが変化しない
上記の基準を音源に求めていました。
求める要素が沢山ありすぎて複雑ですが
簡単に言ってしまうと
「ソロで聞いても恥ずかしく無い音源」
そういった音源を求めていました。
というのも
DAWに付属している琴の音源や
$50くらいの音源を買ってみて
使用していたのですが
チープで恥ずかしい印象の仕上がりになり
琴の音を楽曲に使えていませんでした。
琴を入れても小さい音にしたり
レイヤーでシンセを重ねたり
ごまかすような作業が必須でした。
日本人ならではの感覚なのかもしれませんが
琴や三味線の音が「恥ずかしい」
回転寿司で流れているBGMの琴や三味線の音が
刷り込まれていて「ダサく感じる」のを
なかなか払拭できませんでした。
※筆者だけの感覚でしょうか?!
とにかくソロで単音でも
大きな音でも恥ずかしく無い
高級感・存在感のある音源を
求めて何社かの音源を試聴していきました。
ギター音源を所有しており弦楽器音源で信頼している
IMPACT SOUNDWORKS社 / KOTO NATION
サンプルで一番、琴らしいイメージの音だった
PREMIER SOUND FACTORY 社 / 箏姫かぐや
何度もサンプルを試聴し
ネットのレビューを参考に
とっても悩みました。
繰り返しになりますが
音楽機材は買ってしばらく使ってみないと
良し悪しがわからない。
他人がどんなに良いレビューをしても
自分にとって使えるかが全てで
賭け的要素が今回もありました。
なので今回の決め手は
・サンプルの音が良い(これは3社とも拮抗していた)
・ROOMとAMBをカットできるパラメータが見えた
・もう買いたくは無かった
最後に挙げた「もう買いたくは無かった」
この理由が実はとても大きかったりします。
今回3社の製品をどれか購入して
「満足ができなかった or 他の音を試したい」
ということになり、また追加で購入することは
避けたかった。絶対に。いつもそう思う。
IMPACT SOUNDWORKS社のKoto Nationは
$99で一番買いやすく、この製品を買った後
PREMIER SOUND FACTORY社の箏姫かぐやを
12980円で購入することは避けたかった。
その選択肢を無くしたかった思いがあります。
SONICA Instruments 社 KOTO13は
29800円........税込。
一つの楽器に約3万円をかけるのかという
勢い。狂気。
この製品を選択すれば
琴に関しては、もう悩まない
あれ買えば良かったかな....
みんなのレビューみてみよう.....
とか無駄な時間を使うことがなくなる。
そのような意味で「もう買わなくてもいい」
高めの価格帯の製品を選んだところもあります。
ここまで音について全く記述していませんが
結果、大満足しております。
音が良いというのは実際に使ってみて
良かったです(存在感、太さ、高級感)
で、アンビエンスとルームを完全に消して
ドライにできる機能も完璧で
響きを消して前に配置することができました。
目の前で琴がなっている音像を
作ることが可能です。
加えてEDM用のリバーブをインサートし
ビッグルーム的な琴の音というのも作れて
自由自在です。
今回は音の紹介というよりも
かなり気持ちに寄った
購入心理みたいなレビューになりましたが
ひとつの参考になったら幸いです。
最後にKOTO 13を使用した楽曲のURLを貼って
BLOGを締めさせていただきます。